「伊是名島(いぜなじま)とイザナギ・イザナミ」


「伊是名島(いぜなじま)」
日本の南西諸島
沖縄本島北西部の伊平屋伊是名諸島に属する島
沖縄県島尻郡伊是名村の主島
伊是名村で唯一の有人島

近接する伊平屋島よりも標高は低く海岸に面して平坦な地形が広がっています
島内最高峰は大野山(うふやま/別名・チジン山)の標高119.9メートル
かつては屋ノ下島と呼ばれる島が隣接していたが伊是名場外離着陸場を整備した際に干拓され現在は伊是名島の一部となってます

伊平屋島にはハブが生息しているのに対し伊是名島にはハブが生息しておらず仲田港には「ようこそ ハブのいない伊是名島へ」と書かれた看板が設置されてます
伊是名場外離着陸場と沖縄本島など他の島を結ぶ定期航空路線は存在せず仲田港と本部半島の今帰仁村・運天港の間を1日2往復する村営フェリーが事実上の島外との唯一の交通手段となってます
近接する伊平屋島との定期航路は存在しないが野甫島との間には北部の内花港から不定期の渡船が運航してます

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イザナギとイザナミの出合いの場所

沖縄本島西の伊是名島
伊是名(イゼナ)=イザナ
ギ=キ+ミ→キミ

西都原古墳群
男狭穂塚(イザナギ)
女狭穂塚(イザナミ)

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日本神話の始まりはギリシア神話に類似した混沌(カオス)から始まります
天上世界である高天原(たかあまはら)に最初に出現するのは天之御中主神(アメノミナカヌシ)と云う天上の摂理を司る独一神です

独一神とは配偶者のいない単独で屹立する型の神であり日本の最初期の5柱の神々のことを別天つ神五柱(ことあまつかみいつはしら)と呼びます

アメノミナカヌシに続いて現れた神が高御産巣日神(タカミムスビ)と神産巣日神(カミムスビ)と云う神でありその3柱に宇摩志阿斯詞備比古遲神(ウマシアシカビヒコヂ)と天之常立神(アメノトコタチ)を加えて始原の別天つ神五柱となります

宇宙の始まりに生成した5柱の神々は現世にその姿を現すことのない観念的・抽象的な神としての性格を強く持ってアメノミナカヌシは特に天上の至高神としての位置づけですがタカミムスビとカミムスビは農作物を豊かに実らせ男女を結合させて生命を生み出す産霊(むすび)の神とされていて大和・出雲・壱岐・対馬など地域の多くの豪族から信仰を受けていたと云われています

天皇とは日本神道の最高権威であり五穀豊穣を祈る祭祀を執り行う神官でもあります
天皇即位後に行われる豊穣に感謝する収穫祭である大嘗祭(だいじょうさい)でもタカミムスビが斎田の傍らに祀られてました
カミムスビは母性原理を担当する女神とされておりその後に多くの神々を新たに産み出してます

アメノミナカヌシ・タカミムスビ・カミムスビの3柱は天地開闢(天地創造)を行ったと云う意味で造化の三神とも呼ばれます
神々の起源を3柱の神に置いているのは三尊三清(さんぞんさんせい)と云う道教思想の影響だと考えられてます

タカミムスビとカミムスビの後には神世七代の神々が生み出されたとされます
その最後に生まれたのが国生み・国土形成の二神として知られる伊邪那岐神(イザナギ)と伊邪那美神(イザナミ)の二神です

世界が始まったばかりの時期には原始の広大な海にどろどろした固まらない国土がバラバラに浮かんで漂っていました
アメノミナカヌシを筆頭とする天津神がイザナギとイザナミに「この国土を造り固めよ」と云う命令を出し天の沼矛(あめのぬぼこ)を授けました

イザナギとイザナミは天の浮橋に立って下界に下ろした天の沼矛でコヲロコヲロと海をかき混ぜて引き上げると矛の先から滴り落ちる塩が凝り固まっていき自然にオノゴロ島と云う島が出来上がりました
オノゴロ島の意味は自ずから凝り固まって出来上がった島と云う意味であり神話上の見立てでは淡路島近郊の島がオノゴロ島と仮定されています

海から島を作り上げるという創世記に似た神話は南国のポリネシア・ミクロネシア・メラネシアなどにも伝わっておりこれらの国々では釣りで島を釣り上げるという島釣り神話になっています

出雲国風土記には巨大な鋤で海に浮かぶ国土を引き寄せて島根半島の岬にしたと云う国引き神話があります
国土を海に浮かぶ魚のように見立てるアイデアは漁撈民の集合無意識に発しているとも推測されます

イザナギ・イザナミはオノゴロ島の上に降り立って婚約を結び天の御柱を立てて広大な宮殿なる八尋殿を建設します

そして柱の周囲をお互いに逆周りに回って出会ったところで「あなにやし えをとこを(あぁ 何と言う素敵な男か)」とイザナミが云い「あなにやし えをみなを(あぁ 何と言う素敵な女か)」とイザナギが云って結合を行い日本国土の大八洲(おおやしま)となる子ども達を産み出します

しかし初めに産んだ子どもは淡島と手足の不自由な蛭子(ヒルコ)でヒルコを流して捨ててしまいました

太占(ふとまに)と云う占いをして天津神に伺いを立てると最初に女であるイザナミが声を掛けたのが良くないという事であり今度は男であるイザナギが初めに「あぁ何という良い女か」と声を掛けてから交わりを行い新たな国土となる子ども達をイザナミが産み出しました

イザナギとイザナミは二度目の交わりにより淡路島・四国・九州・隠岐・壱岐・対馬・佐渡・本州なる大八洲と大八島を産むことに成功しここに日本列島が誕生し国産みとなりました

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