「おとぎ話|桃太郎」


昔ある処におじいさんとおばあさんがいました
おじいさんは山へ柴刈りに
おばあさんは川へ洗濯に行きました
川上から大きな桃が一つ流れてきました
持って帰ってその桃を割ると中からかわいい男の子が出て来ました
桃から生れたので桃太郎と名付けました
桃太郎はすくすくと成長して立派な若者になりました
ある日桃太郎は「これから鬼が鳥に鬼退治に行って来ます」と申しました
おじいさんとおばあさんは日本一の黍団子を作ってお弁当を持たせ励ましました
途中で犬・猿・雉・(熊)が黍団子を貰って家来となりました
そして勇ましく鬼が島に乗り込み
悪い赤鬼・青鬼をさんざんに懲らしめました
鬼達は終ついに降参し
もう悪いことは致しませんと言って自分達の宝物を全部差出しました
桃太郎は家来とともにその宝物を持っておじいさんとおばあさんの処へ帰りました
めでたしめでだし

+++

古事記「上つ巻(神代巻)」
おじいさんとおばあさんの名を伊耶那岐神・伊耶那美神と云い言霊の神です

「おじいさんは山へ柴刈りに行きました」
山とは八間(やま)のことであり人間の創造意志の知性が顕れる根本のリズム(ヒチシキミリイニの八つの父韻)のことで柴刈りの柴とは霊の葉の昔言霊のことを一音で霊と呼び霊の言棄とは五十音の言霊を顕わします

「おばあさんは川で洗濯をしました」
川の名を竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(をど)の阿波岐原(あはぎはら)の川の瀬を云います
洗濯とは祓禊(みそぎはらい)のことを顕わします

阿波岐原(あはぎはら)
ワ・・・・・・・・ア
・        オ
・        ウ
・        エ
ヰ二イリミキシチヒイ

言霊の数は五十個でありその五十個の言霊をどのように並べたら人間精神の理想構造(鏡)が出来るかの精神的操作手順が五十ありこの手順を祓禊と云い合わせて百の原理(百道・鏡餠)です
川から桃が流れて来ると云う事とは祓禊によって百(桃)の原理が完成すると云う意味であり桃の中から桃太郎が生れましたと云うことです

百個の原理を理解してこの言霊法則を運用する人が生れたと云うことです
百個の人間生命の根本原理で人類の歴史を創造して行く実行者であります

古事記「黄泉国の章」
伊耶那岐神命
桃子(もものこ)に詔りたまはく
汝吾を助けしがごと葦原の中つ国にあらゆる現(うつ)しき青人草(あおひとぐさ)の苦(う)き瀬に落ちて
患惚(たしな)まん時に助けよと詔りたまひて
意富加牟豆美命(ほおかむずみのみこと)という名を賜ひき

「梅若の狂言」
桃太郎とは伝説の桃太郎のことでありその中でシテの桃太郎は自らを意富加牟豆美命(おほかむずみのみこと)と名乗ります
大いなる神の稜威の身と云う意味であり言霊の鏡(八咫の鏡)に基づいて歴史を創造する神である天照大神のことを示しています

「桃太郎は健やかに成人してやがて鬼が島を征伐しに行く」
鬼(オニ)のオは言霊「オ」のことであり物時の関連性(緒・尾)を調べる人間性能のことです
鬼(オニ)のニはその関連性を学問として第二次的にまとめて行くことでそこから科学・産業の世界が展開して来ることです
古事記に示されている須佐男命の支配する世界であり人類に素晴しい便利な生活の道具(宝物)を実現しましたと同時に権力闘争の道具に使われ戦争による生命の危倹・人心の荒廃・公害の発生等をももたらしました

「おじいさんとおばあさんは黍団子(きびだんご)をつくって桃太郎に持たせました」
黍(きび)とは伊耶那岐(き)・美(び)のことです
古事記の中に岐美二神の結婚によって生れて来るのは三十二の実相の単位である言霊子音であり円満玲瓏な言霊の玉(団子)です
五十個の言霊によって組織された人間精神神の完成体の鏡に照らし合わせることにより初めて科学の成果を人類の福祉に奉仕させることが可能となります

「桃太郎から黍団子を貰った犬(言霊イ)・猿(言霊ウ)・雉(言霊オ)・そして熊(言霊ア)が家来となりお供をしました(現在は熊が省略されてます)」
仏教で云えば仏陀に従う四天王のことです
桃太郎は原理(言霊イ)に基づいて言霊ウオア(欲望・経験知・感情)を自由に操作する実践者(言霊エ)を示しています

「桃太郎は四天王を従えて鬼が島を征伐しました」
物欲と権力闘争に明け暮れしている世の中に姿を顕わし言霊の原理を高く掲げて世の矛盾を解消し鬼が島の宝物である科学文明の利器が人類全体の幸福な生活に役立つ恒久平和の世界を実現させ桃太郎の凱旋しました

めでたしめでたし

おとぎ話の桃太郎とは現在の科学文明が完成に近づいた時にその科学文明が数千年以前すでに発見され完成されている精神文明のエッセンスである言霊布斗麻邇の原理と共に人類の新しい第三の文明を創造する様相を予言した譬え話だと云うことです

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