人(霊止)還りの道 – 765編

何とこの辺は珍しい花が咲き
馨しい香を放つてゐるぢやありませぬか
まるで第一天国の原野を旅行してゐるやうでございますなア

ハイ
ここは仙聖山の麓の仙聖郷と申しまして
この世の楽土を称へられた秘密郷でございますが
今はさつぱり人間の心が悪化してしまひ
油断も隙もならない修羅道となつてしまひました
この道にいろいろの香ばしき花は艶を競ふて咲いてをりますが
村人の心の花はいつの間にか薊の花となり
刺だらけでうつかり手出しも出来ないのでございます
村の名は仙聖郷でも
人の心は修羅道ですから
そのつもりでゐて下さい
油断も隙もならない所でございますからなア

物質万能主義の空氣が
斯やうな仙郷まで襲ふて来たとみえますな
世の中もこれでは終りでございますわい
大神様のお言葉には「神のつくつた結構な神国が指一本入れる所も片足も踏み込む所もない」と大国常立の神様のお歎きですが
いかにもすみずみまでもよく汚れたものでございますなア

あまり村人の同情心がないので
妾もこの仙郷が嫌になつたので
お恥づかしながら夫の後を追ふて
冥途往きをしようと思ふたのございます
私の従弟に〇〇〇といふ
それはそれは意地の悪い男がございまして
両親・夫の亡くなったのを幸ひに
朝から晩まで吾が家に平太り込み
酒をつげ
肩をうて
足をもめ
〇〇〇を〇〇〇と無体の事を申しますので
それが嫌さに家を飛び出し
死を決したのでございます
何れ吾が家へ帰れば〇〇〇が主人顔して頑張つてをりませうから
そのお積りで来て下さいませや

ハイ
承知いたしました

天地万有ことごとく
霊力体の三元を
もつて創造なし給ひ
蒼生や山川の
御霊を守りたまはむと
千に心を砕きまし
海月のごとく漂へる
陸地を造り固めつつ
神人和楽の天国を
地上に建設なしたまひ
教を開きたまふをり
天足彦や胞場姫の
曲の猛びに世の中は
日に夜に月に曇り果て
常世の暗となりにけり
荒ぶる神の訪なひは
五月蠅の如くわきみちて
山の尾や河の瀬に
うらみ歎きの声ばかり
醜神たちは時を得て
いとも尊き皇神を
世の艮に逐ひ下し
吾が物顔に世の中を
乱し行くこそ憎らしし
音に名高き仙郷も
醜の曲霊の醜魂に
かき紊されて修羅道の
現出したるか浅ましや

いかなる曲の猛びをも
生言霊の神力に
言向和し仙郷の
御空を包む雲霧を
伊吹払ひに払ひのけ
神代ながらの仙郷に
ねぢ直さむは案の中
たしかに胸にしるしあり
万人一度に攻め来とも
いかでか恐れむ敷島の
神国魂打ち出して
郷の空氣を一洗し
小鳥は謡ひ花匂ふ
昔のままにかへすべし
神は吾等と共にあり
人は神の子・神の宮
大御心に叶ひなば
地獄畜生修羅道も
天国浄土の心地にて
やすやす浮世を渡り得む

鈴木慧星 SUZUKI Satose
Shamanism Consulting.

略歴経歴

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