人(霊止)還りの道 – 722編

エルサレムの市内で一番重要なモニユメントになつてゐる聖セバルタン寺院は聖キリストを磔刑に処した場所でありその由来は時のコンスタンチン帝の命令によつてキリストの埋葬され遊ばした洞窟が発見せられ帝の母上なる聖ヘレナがエルサレムに巡礼して来られてキリストの十字架を発見しこの地をゴルゴダの聖蹟と認め紀元三百三十六年初めてここに寺院を建立されました
そして紀元六百十四年に波斯人のために焼き亡ぼされたためただちに改築をされました
その後においても幾度となく破壊・改築・修繕等相次ぎ今日に至つてゐます

いつの世にも人(霊止)は俗悪世界の人間(ジンカン)から迫害されるといふことは古今一徹であります

キリストの十字架を建てた地点や聖母マリヤが十字架から降ろされたキリストの亡骸を受取つた場所にはそれぞれに因んだ名を附したチヤペル(礼拝堂)が設けられてあります

後世まで唯一の遺宝たる福音書の中に彼れ自身の姿を認めそれから霊泉を汲み得ることの出来ない信徒らの心の淋しさよりかやうな偶像を作り出してせめてもの慰安の料にしてゐるのではあるまいか

いつの世にも聖キリストは正しく信仰されまた理解されなかつたやうであります
キリストが迫害されなさつた当時と今日とを問はず世間から誤解されてをられます
そして普く世界から崇敬され玉ふやうになつた後の世は真のキリストではなくて人間が勝手にキリストに似せて作つた偶像を崇めキリスト教そのものを信ずる代りにそれから流れ出づる美しい果実のみをそれと誤認してしまひついにキリスト教は肝心の精神を失ひ神の国の教である代りにそれは良き意味においてはありますが地上の幸福をもたらす手段と堕落してしまつたのです

それゆゑこの聖地が偶像のみにて充たされ飾られ真のキリストを認識し得ないことの矛盾を悲しむのです

鈴木慧星 SUZUKI Satose
Shamanism Consulting.

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