「人(霊止)還りの道」662編


愛我といふのは
自分のみよからむ事を希求する意思を指すのである

愛我心が強い人間は
他人のよくなることを願ふのは
只自分に利益をもたす時にのみ限つてゐる

ゆゑに自愛を以て主としゐる愛我的人間は
或はチヤーチ或は国家
又はいかなる人類の団体に対しても
これがために利福を願ふこともなく
また自分の名誉・尊貴・光栄のために非ざれば
他に向かつて決して仁恵を施す事をせない

もし之ら愛我的人間が他のために用を遂ぐるに当つて
その中に以上述べたごとき自利と相反するものがあつた時は直ちに失望し
自暴自棄して
「アゝ吾々はこれだけ努力してもはたして何の益があるだらうか」
「何がゆゑに吾々はこのやうな事をなすべき義務があるか」
「はたして吾がために何らの利得を生ずるであらうか」
と言つて放棄し
自己利益以外には何事もなさないのである

それゆゑに愛我の念を深く持する者は神様のチヤーチを愛せず
国家社会を真に愛せず
また御用を愛することなく
ただ自己のみを愛するものである

・・・「人(霊止)還りの道」663編へつづく

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