「人(霊止)還りの道」180編


三途の河は神界と
現界または幽界へ
諸人たちの霊魂の
行衛の定まる裁断所
八洲の河原と唱ふ神聖場

悪の霊魂が行く時は
その川守は鬼婆と
たちまち変じ着衣はぎ
裸体となして根の国や
底づ幽世へ落とし捨て

善の御魂の来る時は
川守たちまち美女となり
優しき言葉を使ひつつ
旧き衣服を脱却し
錦の衣服と着替へさせ
高天原の楽園へ
行くべき印綬を渡すなり

善悪未定の霊魂が
来たれば川守また婆と
たちまち変はり竹箒
振り上げ娑婆へ追ひ返し

朝と夕の区別なく
川の流れの変はるごと
千変万化の活動を
いや永遠に開き行く
善悪正邪を立別ける
これぞ霊魂の分水河
千代に流れて果てもなし

そもそもこれの川水は
清く流るることもあり
濁り汚るることもあり
清濁不定の有様は
集まり来たる人々の
霊魂々々に映りゆく
奇しき尊き珍しき
宇宙唯一の流れなり

激しき上つ瀬渉るのは
現実界へ生まれ行く
霊魂や蘇生する人ばかり

弱き下津瀬わたり行く
霊魂は根の国底の国
暗黒無明の世界へと
落ち行く悲しき霊のみぞ

緩けく強く清らけく
かつ暖かく美はしき
中津瀬渉り行くものは
至喜と至楽の花開く
天国浄土に登る霊

それぞれ霊魂の因縁の
綱に曳かれて進み行く
神の律法ぞたふとけれ

三途の川のほかに
一途の川もあり

そもそも一途の因縁は
現世に一旦生まれ来て
至善至真の神仏の
教を守り道を行き
神の御子たる天職を
つくし了ほせし神魂
大聖美人の天国へ
進みて登る八州の川
清めし御魂もいま一度
浄めて進み行く

善一途の生命川
渡る人こそ稀らしき

一たん現世へ生まれ来て
体主霊従の悪業を
山と積みたる邪霊の
裁断も受けず一筋に
渉りて根底の暗界へ
墜ち行く亡者の濁水に
おぼれて苦しみ渡り行く

善と悪との一途川
実にもゆゆしき流れなり

三途の川や一途川
反省改悟の信念を
おこさせ給ひて人生の
行路を清く楽もしく
天照し坐す大神の
あまねく照らす光明に
照らされながら人々の
身魂の行方を明らかに
説き示し行く嬉しさよ

朝日は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
たとへ大地は沈むとも
誠の神の御諭しは
万劫末代いつまでも
天地のつづくその限り
変はりて朽ちて亡び行く
ためしは永遠にあらざらめ

・・・「人(霊止)還りの道」181編へつづく

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