「人(霊止)還りの道」145編


爾に大氣津比売
鼻・口及尻より
種々の味物を取出て
種々作り具へて進る

鼻(ハナ)
華やかなる意
立派な高価な衣服の意

口(クチ)
食餌をする意

尻(シリ)
尻を落ち着けて起臥する家居の意

種々の味物(タメツモノ)
臭々の意でありいろいろな臭氣粉々たる獣肉や虫類の意です
四足動物を屠殺して舌つづみを打ちてその心身上におよぼす影響の実に恐るべきものです
肉食のみを滋養物として神国日本固有の穀菜を度外する人間(ジンカン)の性惰は日に月に惨酷性をおびてつひには生物一般に対する愛情をうしなひ利己主義となりそして獣慾ますます旺盛となり不倫不道徳の人非な人間となります

種々作り具へて
獣類の毛皮を被たり骨を櫛や笄やその他の道具に愛用したり鳥や虫の毛や皮で日用品を造ったり人の居住する家の中に便所を造ったり天則をやぶって住居を作るのに檜材を用ひたり屋根を葺くにも檜皮であたかも神社のやうに分に過ぎたことをなしたるすることの意です

進(タテマツ)る
奉るとは下から上位の方へ上(タテマツ)る意ですが進るとは進歩する意です
物質文明の発達せる結果におひて国風に合致せざる衣食住の進歩せる悪風潮を指して種々(クサグサ)進ると云ひます

獰猛なるは常に動物を常食とするからです
温順なるは常に草食または穀食の影響です

肉食する人間(ジンカン)の心情は無慈悲にして世人は死なうが倒れようが凍てをらうがそんなことは毫末も介意せず只々自分のみの都合をはかり食色の慾のほか天理人道・忠孝の大義も弁知しないやうになります
かういふ人間が日に月に殖えればふれるほど世界は一方に不平不満を抱くものが出来てつひには種々のやかましき問題が一度に湧いて来ます

為政者たるものは下情に通ずるをもって急務とし百般の施設はこれを骨子として具体化して進まねばなりません

・・・「人(霊止)還りの道」146編へつづく

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