「人(霊止)還りの道」594編


すべて人間各自の生命に属するところの霊的円相なるものがある
この円相は一切の天人や一切の精霊より発し来たり人間各自の身体を囲繞してゐるものであり従つて各人の情動的生涯や思想的生涯の中より溢れ出づるものである

情動的生涯とは愛的生涯のことである
思索的生涯とは信仰的生涯のことである

すべて高天原の天人なるものは愛によつてその生命を保つがゆゑに愛そのものは天人の全体でありかつ天人は善徳の全部である

そして愛の善と信の真との権化たるべき神人なる人(霊止)はその霊的円相はますます円満具足して智慧証覚の目より見る時はその全身の周囲より五色の霊光が常住不断に放射しつつあるのである

これに反し虚偽と世間愛的なる悪にをる人間(ジンカン)は霊的円相すなはち霊衣はほとんど絶滅し灰色の雲のごとき三角形の霊衣がわづかにその肉身を囲繞してゐるに過ぎないものである
これを神界にては霊的死者と名付けてゐる

・・・「人(霊止)還りの道」595編へつづく

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