人(霊止)還りの道 – 577編

人の心の底深く
千尋の浪を分けゆけば
見る目たなびく岩蔭に
醜き鰐の住めるかな

木の花一度に咲き満つる
天津御国へ誘ひて
常住不断の法楽を
与へたまはる瑞御霊

大抵の人間は高天原に向かつて内分が完全に開けてゐないものである
それゆゑに大神は精霊を経て人間を統制したまふのが普通である
何となれば人間は自然愛と地獄愛とより生み出すところの根底の国(地獄界)の諸々の罪悪の間に生れ出でて惟神すなはち神的順序に背反せる情態にをるがゆゑである

されど一旦人間と生れた者はどうしても惟神の順序のうちに復活帰正すべき必要がある
しかしてこの復活帰正の道は間接に精霊を通さなくてはたうてい成就し難いものである

しかしながら神人なる人(霊止)ならば最初より高天原の神的順序に依るところのもろもろの善徳のうちに生れ出でたるがゆゑに決して精霊を経て復活帰正するの必要はないのである
そは神人和合の妙境に達したる場合の人(霊止)は精霊なるものを経て大神の統制したまふところとならず順序すなはち惟神の摂理により大神の直接内流に統制さるるのである

鈴木慧星 SUZUKI Satose
Shamanism Consulting.

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