人(霊止)還りの道 – 559編

すべて精霊と人間との談話は危険至極なれば神界にてはこれを許したまはぬことになつてゐる
ゆゑに一種の神経病者であつて時々精霊が耳元に囁きあるひは口をかつて下らぬ神勅を伝ふる厄介者が多い世の中である

凡て人間は精霊の容器にあつてこの精霊は善悪両方面の人格を備へてゐるものである
しかして精霊が憑りきつた時はその人間の肉体を自己の肉体と信じまたその記憶や想念言語までも精霊自身のものと信じてゐるのである
しかしながら鋭敏なる精霊は肉体と自問自答する時に精霊自身において自分はある肉体の中に這入つているものなることを悟るのである

しかして精霊には正守護神と副守護神とがあり副守護神なる精霊は人間を憎悪すること最も激甚にしてその霊魂と肉体とを併せてこれを亡び尽さむことを願ふものである
しかしてかかる事は甚しく妄想に耽る者の間に行はるる所以はその妄信仰をして自然的人間に本来所属せる歓楽より自ら遠ざからしめむためである
そして副守護神なる精霊はその人間の肉体を使つて精霊の思惑を遂行し大神の神業を妨げ根底の国(地獄界)の団体をますます発達せしめむと願ふてゐるのである
しかし副守護神なる精霊に憑依せる人間は至粋至純なる〇〇神などと信じ切りいつかど大神の神業に仕へてゐるつもりでゐるから堪らないのである

鈴木慧星 SUZUKI Satose
Shamanism Consulting.

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