「人(霊止)還りの道」99編


かくり世のことを細かにしるしたる
書は霊魂の力なり

この書をおとぎ話と笑ふ人は
瑞の御魂の足もとみへずも

昼夜の別ちも知らず神代よりの
更生の道に心砕きつ

霊幸ふ神の守りの強ければ
病まず死なずの身魂となるべし

如何ならむ事に逢ふとも真心を
国に尽せよ神にある身は

海陸の別ちも知らに伝へ行く
誠の教は世の光なり

奴姥玉の闇の光とかがやける
世に伊都能売の教の尊とさ

霊主体従(ヒノモト)と体主霊従(カラ)とを分けて人皆を
神の教に改めて見む

国所家々のみか人草の
心の内も立替ゆるなり

月の光昔も今も変わらねど
遥の高峰にかかる黒雲

高山の嵐は如何に強くとも
渓間の木草倒されもせず

世を救ふ神は渓間に現はれて
深き心の経綸を遂げつつ

今までの智慧や学びを頼らずに
神に眼ざめよ亡ぶことなし

千早振る遠き神代の昔より
世人の為にこころ配り給ふ

世の人に普く好かれ世の人に
またそねまれむ神の宮居は

海津見の深きに潜む曲神も
浮びて神代を賛美なすらむ

・・・「人(霊止)還りの道」100編へつづく

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