「人(霊止)還りの道」473編


高天原の霊国および天国の天人は人間が数時間費やしての雄弁なる言語よりもわづかに二三分間にて簡単明瞭にその意思を通ずることが出来る
また人間が数十頁の原稿にて書き表はし得ざる事もただの一頁ぐらゐにて明白にその意味を現はすことが出来る
またそれを聞いたり読んだりするところの天人もよく会得し得るものである

すべての天人の言語は優美と平和と愛善と信真に充ちてゐるがゆゑにいかなる悪魔といへどもその言葉には抵抗することが出来ない
それはすべて高天原の言葉は善言美詞に充たされてゐるからである
さうして何事も善意に解し見直し聞直し宣直しといふ神律が行はれてゐる

高天原の天国(日の国)の天人の言語には「ウ」と「オ」との大父音多く高天原の霊国(月の国)の天人の言語には「エ」と「イ」との大父音に富んでゐる
しかして声音の中にはいづれも愛の情動がある
善を含める言葉や文字の多くは「ウ」と「オ」を用ひまた少しく「ア」を用ふるものである
真を含んでゐる言葉や文字には「エ」および「イ」の音が多い

そして天人はみな一様の言語を有し現界人のごとく東西洋を隔つるに従つてその言語に変化がありあるひは地方地方にいろいろの訛りがあるやうな不都合はない
されどもここに少しの相違ある点は証覚に充たされ者の言語はすべて内的にして情動の変化に富みかつ想念上の概念をもつとも多く含んでゐる
証覚の少ない者の言語は外的にしてまたしかく充分でない
愚直なる天人の言語にいたりては往々外的にして人間相互の間におけるがごとく語句の中からその意義を推度せなくてはならぬことがある

また面貌をもつてする言葉がある
この言語は概念によつて抑揚・頓挫・曲折の音声を発するがごときものにてその終局を結ぶものもある
また高天原の表像を概念に和合せしめたる言葉がある
また概念を自らにみるやうなしたる言葉もある
この身振りはその言句にて現はれる事物と相似たるものを現はしてゐる
また諸情動および諸概念の一般的原義をもつてする言葉がある
また雷鳴のごとき言葉もありそのほか種々雑多な形容詞が使はれてある

・・・「人(霊止)還りの道」474編へつづく

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