「人(霊止)還りの道」454編


人間の精霊が肺臓の呼吸および心臓の鼓動との内的交通をなす所以は人間の生死に関する活動全般的にまた個々の肺臓・心臓の両機関によるところである
しかして人間の精霊すなはち本体は肉体分離後といへどもなほ少時はその体内に残り心臓の鼓動全く止むを待つて全部脱出するのである

しかしてこれは人間の死因いかんによつて生ずるところの現象である
ある場合には心臓の鼓動が永く継続しある場合に長からざることがある
この鼓動が全く止んだ時は人間の本体たる精霊はただちに霊界に復活し得るのである
しかしながらこれらはすべて瑞の御霊の大神のなしたまふところであつて人間自己のよくするところではない

しかして心臓の鼓動が全く休止するまで精霊がその肉体より分離せない理由は心臓なるものは情動に相応するがゆゑである
すべて情動なるものは愛に属し愛は人間生命の本体である
人間はこの愛によるがゆゑにおのおの生命の熱がありしかしてこの和合の継続するうちは相応の存在あるをもつて精霊の生命なほ体中にあるのである

・・・「人(霊止)還りの道」455編へつづく

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