「人(霊止)還りの道」399編


蛇は寸にして人を呑み
栴檀は嫩芽より香ばし

十二の冬を迎へたる
狭客育ちの乙女子は
修学院の小雀が
千代千代さへづる蒙求の
聞き覚えたる白浪言葉
今は包んでいはねども
どことはなしに小ましやくれ
この世の風にもまれたる
老人さへも舌を巻く
水も漏らさぬ言葉つき
末頼もしくまた恐ろしく
はかりかねてぞみえにける

末恐ろしき吾が娘
いかなる者となるぢややら
体は生みつけたればとて
魂ばかりは人の身の
力に生れしものでなし
皆天地の神様の
御息をかためて人となり
この世に生れて来し上は
神のまにまに成人し
思ひのままに魂の
向ふところに進めましめ
うち遣りおくに如くはない
性にも合はぬ世の中の
業を習はせ麗しき
柱になさむと焦るとも
魂ばかりは人の身の
左右し得べき事ならず

吾が娘の体霊をば
厚く守らせ給ひつつ
神の御ため世のために
太しき功績を現はして
この世の中の熱となり
光ともなり塩となり
花ともなりて世を救ふ
神のみのりをたわたわに
結ばせたまへ惟神
皇大神の御前に
畏み畏み願ぎまつる

朝日は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
たとへ大地は沈むとも
三千世界の世の中に
子に勝りたる宝なし

神の御目に見たまへば
吾らも同じ神の御子
愛憎の区別あるべきや
人の身として同胞を
悪みつ審判きつ悪態に
罵り合ふは天界の
尊き神の御心を
悩ましまつる醜業ぞ

天地の道理を説き明し
言葉をつくし身をつくし
いと穏かに正道を
勤めて神の御恵に
醜の御霊を救ひ上げ
神の御稜威を蒙りて
心静かに司らに
生言霊の神力を
完全に委曲に味はせつ
仁慈無限の御教に
仕へまつらむ吾が心
諾なひたまへ天地の
畏き神の御前に
謹み敬ひ願ぎまつる

心のかぎり身のきはみ
誠一つを立て通し
この世の花と謳はれて
神の御名を世に照らし
名を万世に照らすべし

・・・「人(霊止)還りの道」400編へつづく

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