「人(霊止)還りの道」382編


荒魂とは隠忍自重の心なり
暴魂とは匹夫の勇の心なり

武士(ツハモノ/兵)には「血氣の勇者」と「仁義の勇者」の二種類あります

血氣の勇者とは
合戦に挑むごとに勇み進んで臂を張り強きを破り堅きを砕くこと鬼のごとく忿神のごとく速やかであり敵のために利をもつて含め味方の勢ひを失ふ日は逋がるるに便あればあるひは敵に降伏して恥を忘れあるひは心にも発らぬ世を背きます

仁義の勇者とは
かならずしも人と先を争ひ敵を見て勇むに高声多言にして勢ひを振るひ臂を張らねども一度約束をして憑まれた以上は決して二心を存せず変心もせず大節を臨みその志を奪はず傾くところに命を軽んじます

現代においては聖人賢者去りて久しく梟悪に染まること多きゆゑに仁義の勇者は尠ないです

なる堪忍は誰でもします
しかしならぬ堪忍をするのが堪忍です
そして忍ぶべからざるを忍ぶのがいはゆる荒魂の発動であり仁義の勇者です

何事も腕力の必要はなく身魂に撚りをかけて何者が現はれても騒がず焦らず泰然自若として大山のごとき魂を作つておかねばなりません
そしてちよつとした事にも慌てふためき軽挙妄動するやうな事では仁義の勇者の御用はたうてい駄目です

・・・「人(霊止)還りの道」383編へつづく

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