「人(霊止)還りの道」354編


大八洲彦命は再生して月照彦神となりつひには印度国に降誕して釈迦となりました
しかるに肉体を具へた釈迦には別に何らの奇異もなければ特徴なくいはば普通一般の人間のごとく一の比丘でありいな一の乞食でもありました
ある時に周那といふものの供養を受け毒茸を喰はされて中毒を起こし下痢激しくつひに恒河畔で倒れ死にをしました
これが今日のいはゆる行路病死者です

釈迦は29歳で出家し35歳で成道し爾来・行脚・遊説の八十年にして入滅しました
釈迦の舎利の幾片かは今日もなほ保存されてあるとはいへ二千有余年前すでに普通人と同じく死に去つて今日においては跡形もない人間です
かくのごとき人間としての釈迦は死んでしまいましたが如来様としての釈迦牟尼仏は今もなほ立派に生存してゐるのみならず幾億万年の末に至るも決して絶滅する時機もなく出生の始めもなく無始無終で永遠に生死を超越しこれが則ち生きた釈迦であり三宝のいはゆる生命です

三宝とは仏法僧です
釈迦在世当時の仏とは釈迦それ自身であり法とは説法宣伝であり僧とは弟子です
釈迦入滅後の仏とは木仏・金仏・石仏・画像仏であり法とは経蔵であり僧とは遺弟やその後継者です
三宝はこれを区別する時は三種となりますがその真実とは唯一の仏宝に帰納すべきものであり一体三宝です

今日に現存せる大蔵経とはすなはち釈迦です
日本だけでも今現存する百万余の仏像や仏画も生きた釈迦であり十万余の僧侶もまた生ける釈迦です
そして印度・支那・朝鮮・日本における僧侶の累計は二千万人に上る多数ですがそのいづれもその時代々における生きた釈迦であり少なくともその半数以上は説法や感化の仏徳を備へ仏道の宣揚・下化衆生の動作をせないものはいません
かくのごとく釈迦は仏法をあらむ限り僧侶の存する限りいな木像も金像も寺院も僧侶も共に滅亡するといへどもその経論所説の真理は学者や哲人その他人類の脳裡に伝染し保留されて人間のこの世界に存続する間は決して死滅するものではありません

人間としての肉体としての釈迦は滅亡しましたが三宝一体なる釈迦は今後幾千万を経るとも死滅せることはなく釈迦の霊魂すなはち霊体とは永遠無窮の生命を保ちたまふ宇宙主宰神の御分霊・御分体であり一部の御表現仏として永遠に生き通しです
したがつて釈迦に従ひ宣伝布教に仕へた諸々の菩薩・比丘・比丘尼・竜王・諸天子・諸天王もみな今に生き通しです

月照彦神やその他の諸神の霊魂もやはり過去・現在・未来に亘りて生き活きて天地万物の守り神となつてその神力仏徳を永遠無窮に輝かしたまひます
そして天地開闢の元始より死生を超越したまへる神々の神霊の幸ひによつて過去・現在・未来の三界を通じて大生命を保つ人(霊止)はみな神の活動を永遠に為すものです

・・・「人(霊止)還りの道」355編へつづく

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