神が表に現はれて
善と悪とを立別ける
この世を造りし神直日
心も広き大直日
ただ何事も人の世は
直日に見直せ聞直せ
身の過ちは宣り直す
三五の教の神の道
国の御祖と現れませる
国常立大御神
豊国姫大御神
厳と瑞との二柱
塩長彦や大国彦の
神の命の枉業に
虐げられて一度は
根底の国に下りまし
百の艱みを受けさせて
下津岩根の底深く
隠れ給ひつ神人を
恵ませ給ふ御心は
天津空よりなほ高く
竜宮海よりなほ深し
野立の彦や野立姫
救ひの神と現れまして
厳の霊を分け給ひ
埴安彦や埴安姫の
神の命の分霊
神素盞嗚大神の
瑞の御霊ともろともに
至厳至重の神界の
清き大智を世に照らし
天地四方の神人の
身魂を四方に生ませつつ
教司を遠近に
配らせ給ふ尊さよ
この世を造り固めたる
誠の神が現はれて
善悪正邪を立別ける
われは北光神司
天の目一つ神なるぞ
火の洗礼は恙なく
神のまにまに終りけり
この城内に立て籠る
八岐大蛇や醜狐
曲鬼ともの眷属は
火の洗礼に怖ぢおそれ
黒雲起こし雨を呼び
風のまにまに逃げ散りぬ
今や神地の聖場は
汚れも曲も払拭し
水晶のごとく清まりぬ
神の御水火を授かりて
この世に生まれ出で来たる
万の物の霊長と
称へられたる人(霊止)の身は
神に等しきものなれば
いかでか曲のあるべきぞ
名位寿富の正欲に
清き心を悩まされ
つひには体主霊従の
悪魔の風にそそられて
利己一辺の魂となり
清き身魂はたちまちに
そこなひ破れ汚れはて
曲の棲処となるものぞ
体主霊従をきはめたる
百の司や下人よ
老若男女の嫌ひなく
心を安ら平らかに
吾が身の前に現はれて
今まで犯せし過ちを
皇大神の御前に
早く謝罪し奉れ
かくなる上は天ケ下
四方の国には仇もなく
曇りも汚れもなきものぞ
老若男女の隔てなく
上と下との分かちなく
城の馬場のいや広く
心を清めて一所に
集まり来たれよ惟神
神に誓ひて目一つの
神の司がいまここに
汝のために宣り伝ふ
神地の城は天恵的に火の洗礼を施され城内の悪魔は残らず退散しすべての建造物は鳥有に帰し天清く風さはやかに土また総ての塵芥を焼き尽くし天清浄・地清浄・人清浄・六根清浄の娑婆即寂光土を現出した
知らず知らず邪道に陥りゐたる数多の人々は残らず目を醒まし広き城の馬場に集まつていづれも身に微傷だにも負はざりし神徳に感謝の涙を流しつつ天の目一つの神の導師の下に国常立大神・塩長彦大神・大国彦大神を斎くべくにはか作りの祭壇の前に天津祝詞を奏上し神徳を賛美し悔い改めの祈願を凝らし敵と味方の障壁もなく宗教の異同も忘却してひたすら神恩を感謝するのみにして忽ち地上の天国は築かれけり
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