千代万代を寿ぎて
小松の茂る神の園
心も涼しき鈴虫や
五六七の御代を松虫や
経と緯との綾錦
機織虫のここかしこ
歌へる声はキリギリズ
コホロギ虫の声清く
真澄の鏡明らけく
照り渡るごと聞こえたり
皇大神の道のため
世人のために三五の
教の蘊奥を説き諭す
この真心を諾ひて
神の教は日に月に
茂りて栄えどこまでも
道の柱となさしめよ
朝日は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
たとへ大地は沈むとも
神の言葉は何時までも
天地の続くその限り
月日と共に変はらまじ
天地開けし初めより
天津神たち八百万
国津神たち八百万
中にも分けて国常立の
神の命の御来歴
その外ことに御功績の
著しきを選り集め
雲霧分けて瑞月が
宇宙の外に立ちながら
五六七の御世の末までも
照らさせ玉へ惟神
神の御前に願ぎまつる
蒼空一点の雲影もなく
天津日は東天に
高山の頂を掠めて
昇らせたまひ
平和の輝きを
地上に投げたまひ
涼しき風は
天然の音楽を奏し
山野の樹木は
惟神的に競ふて舞踊をなす
蝶は翩翻として
心地よげに飛びまはり
魚は潑溂として
清泉に躍る
実に名にし負ふ高砂洲の
瑞祥を目の前り
天地四方に現はしぬ
目出たき田鶴の舞ふごとく
高峯の空に皇神の
畏き教を敷島の
大和心の隈もなく
照らさせたまへ天地の
神の御前に謹みて
平らに成す二十七年
九月八日の瑞祥を
うれしみ畏み命毛の
墨をふくませ一苦労
神の御為世のために
神苑内の老松の
枝をば垂るる心地よさ
例もあらぬことなれば
後日のために記しおく
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