「人(霊止)還りの道」294編


古の獣とは今日に比ぶればその数においてその種類においても最も夥しく真神の仁慈と言霊の妙用によつておひおひに浄化し人体となつて生まれ来たることになりました
それゆゑに霊の因縁性来等において今日といへども高下勝劣の差別を来たすことになりました

しかしながらいづれもその根本は天之御中主大神・高皇産霊神・神皇産霊神の造化三神の陰陽の水火(イキ)より発生したるものなれば宇宙一切の森羅万象はみな同根にしていづれも兄弟姉妹同様です

同じ人体の形体を備へ同じ教育をうけ同じ国に住み同じ食物を食しながら正邪賢愚の区別あるはこれは要するに霊の因縁性来のしからしむる所以です

ある理屈屋の中には総ての人は同じ天帝の分霊なれば霊の因縁性来・系統・直系・傍系などの区別ある理由なしと論ずる輩が居ます
かくのごとき論説とは只一片の道理に堕して幽玄微妙なる霊魂の経緯を知らざるものです

すべての人の肉体に長短肥瘠・美醜あるごとく霊魂もまたこれに倣ふは自然の道理です
これらは要するに人の肉体は霊魂のサツクのやうなものであり各自の形体は霊魂そのものの形体であることを悟らなければならず霊魂肉体を離れ霊界に遊ぶ時はその脱却したる肉体と同様の形体を備へをることはすべての霊学者のやうやく認むるところです

現代における物質文明の学とは泰西人に先鞭をつけられそして更には霊魂学の本場たる日本国の霊魂学までが泰西人に先鞭をつけられつつあります
これは実に天地顛倒・主客相反する惨状であります

いかに深遠なる真理を舌をただらし声をからしてこれまで叫んで来ても現代の日本人は泰西人の口より筆より出でざればこれを信ぜざるの悪癖があります
それゆゑにいかなる高論卓説といへども一たん泰西諸国に輸出してふたたび泰西人の手を借りてこれを輸入して来たざれば信ずること能はざる盲目人種たることを私たち日本人は大いに歎くべき者であることを大悟する必要があります

これまで綴ってきた「人(霊止)還りの道」も一度泰西諸国の哲人の耳目に通じて再び訳されて日本へ輸入し来たるまでは現代の日本人の大多数はこれを信じないだらうと予想しかつ深く歎く次第です

惟神霊幸倍坐世

・・・「人(霊止)還りの道」295編へつづく

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