「人(霊止)還りの道」283編


天氣晴朗にして
蒼空一点の雲翳もなく
士農工商はおのおのその業を楽しみ
常世の春を祝ひつつ
あるひは娶りあるひは舞ひ歌ひ
山河は清くさやけく
樹木は天然の舞踏をなし
渓流は自然の音楽を奏し
鳥は梢に唄ひ蝶は野に舞ひ花に戯れ
嬉々として遊べる
平安無事の天地の現象
さながら神代のごとくなり

瞬く間に一天にはかに掻き曇り
満天墨を流せしごとく
洋々として紺碧の
空を翔る諸鳥は
たちまち地上に向かつて
矢を射るごとく落ち来たり
大地たちまち震動し
天国浄土はたちまちに
地獄・餓鬼道・畜生道
修羅の巷と一変し
時々刻々に大地の震動
猛烈を加へ来たるのみ
山岳は崩れ原野は裂け
民家は倒れ橋梁たちまち墜落し
彼方こなたに炎々と
天をこがして燃えあがる
空前絶後の大火災
身の毛もよだつ凄じさ
神の恵の天国も
天の下なる神人が
拗け曲れる魂や
醜の言霊重なりて
妖邪の空氣鬱積し
天地主宰の大神の
大御心を曇らせて
たちまち起こる天変地妖

慎むべきは世の人の
耳に鼻口村肝の
心の持ちやう一つなり
いよいよここに天地の
神の権威に畏服して
心を直し行ひを
改め神に仕へたる
生まれ会ひたる人々は
昔のことと思ふまじ
心を清め身を浄め
転迷開悟の栞にと
心に刻みて惟神
神の御子と生まれたる
吾が天職を尽くせかし

そもそも神は万物に
普遍したまふ神霊ぞ
人は天地の御水火より
生まれ出でたる神の御子
尊き神の肉の宮
皇大神の神力を
発揮したまひて天地を
開かせたまふ司宰者と
生まれ来たりし人の身の
その天職を自覚して
誠の神に服せよや

旭は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
たとへ大地は震ふとも
山裂け海は涸くとも
この世を造りたまひたる
神の御前に真心を
尽くしまつりて人たるの
努めをつくせ惟神
神は汝と倶にあり

この世を造りし神直日
心も広き大直日
汚れはてたる人の身も
罪を見直し聞直し
宣直します天津神
国津神たち八百万
国魂神を始めとし
吾らを親しく守ります
産土神を敬ひて
この美しき天地に
暴風・洪水・大火なく
饑饉・戦争・病氣なく
四海同胞の御神慮を
朝な夕なに省みて
神の依さしの天職に
尽くさせたまへと祈れかし

・・・「人(霊止)還りの道」284編へつづく

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