「人(霊止)還りの道」266編


日楯・月鉾の兄弟よ
父なる真道彦命の奇禍はすべて神界の経綸に出でさせ玉ふものなれば必ず案じ煩ふなかれ
やがて晴天白日の時来たるべし
真道彦命
汝遭難なくばたうてい三五の御教の救世主としての任務を全うすること能はず
今日の悲しみは後日の喜びなり
必ず必ず傷心する事なかれ
汝兄弟はこれより荒波を渡りて琉球の南島にある三五の御教の神司兼国王たる照彦・照子姫の許に到り救援を求めよ
中途にして種々雑多の迫害艱難に遭ふことあるとも撓まず屈せず勇猛心を発揮してこの使命を果たすべし
しからば汝が父の疑ひも全く晴るるに至らむ
吾は琉球本島の国魂神なる竜世姫命なるぞ
ゆめゆめ吾が神勅を疑ふな

常世の波も竜世姫
高砂洲の胞衣となして
神の造りし台湾島
木の実も豊かに水清く
禽獣虫魚も生ひたちて
天与の楽土と聞こえたる
台湾島の中心地
玉藻の山の聖場を
汝が兄弟立ち出でて
艱難辛苦を嘗めながら
波のまにまに漕ぎ出しぬ
をりから吹きくる北風に
立ちて波をば静めつつ
神のまにまに琉球の
八重山島を指して行く

千早振る神代の昔エルサレム
厳の都に仕へたる
神の司の国彦が
霊の御裔と生まれたる
心も固き常楠の
流れを汲みし清と照の
二人の御子は琉球の
双児の島を北と南
相受け持ちて永久に
この浮島を守ります

中にも別けて照彦は
遠き神代のその昔
貴の都の天使長
広宗彦のその御裔
照子の姫を娶りつつ
南に当たる八重山島の
神の司と国王を兼ねて
風さへ清き高原地
サワラの土地に神都を開き
四方の国人愛撫して
神のごとくに敬はれ
世は太平に治まりて
さながら神代のごとくなり

サハラの城を繞らせる
清泉ただよふ水垣に
真鯉緋鯉の数多く
溌溂として金鱗を
旭に照らしキラキラと
泳ぎ楽しむ光景は
昔聖地を繞りたる
黄金の海のごとくなり
城頭高く金色の
神威は四方に鳴り渡り
小鳥の声も何となく
長閑な春を歌ひつつ
実に神の御稜威も照彦や
照子の姫の功績を
高く御空に現はしぬ

無事太平の球の島
民は互ひに睦び合ひ
争ひもなく病なく
凶作もなく国人は
安喜和楽の夢に酔ひ
歌舞音曲の艶声は
国内隈なく響きけり

かかるところへ台湾の
玉藻の山の聖地より
日楯・月鉾の神司
波押し切つて球の島
エルの港に漕ぎつけて
やうやう都に辿り着き
長き橋梁うち渡り
東の門よりしづしづと
百日紅や日和花
咲き誇りたる道の上
サワラの城の表門
奥殿指して進み入る

美しき琉球畳を布き詰めたる広き一間には数多の男女威儀を正し行儀よく端坐して一行の入り来たるを待ち迎へたまひぬ
暫くあつて照彦王・照子姫は一行の前に厳然と現はれ軽く目礼して三宝(三通の封書)差しだしたまひぬ

向陽山には常楠仙人永住して汝ら一同に摂受の剣(セツジユノケン)と折伏の剣(シヤフクノケン)を与へ玉ふべし
これを受け取って汝らは一日も早く泰安城に立ち向かひ魔軍を言向和しそのた一同を救ふべし

・・・「人(霊止)還りの道」267編へつづく

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