人(霊止)還りの道 – 860編

俺たち仲間の第一癪にさはることは暴利の権化ともいふべきブル的宗教家の今日のやりかただ
好景氣時代に己れ先づシコタマ信者の油を搾り懐中をふくらせやがつて最後にお義理的に申し訳的に渋々信者へホンの鼻糞ほどのお守り札を呉れよつて恩情主義だの何のと臆面もなく御託を吐き信者たちの汗や油を搾つて妾宅を造り栄華の夢に酔ひ潰れ一朝不景氣風が吹き始めると何はさておきイの一番にお札の値下げだのお払ひ箱だのと大鉈を振り上げ人間の生命を制しミイラを製造しておきながら己れは依然として甘い汁をシコタマ吸収しそして吐すことを聞けば「宗教界に不景氣風が吹き荒み真価は日を追ふて暴落してきた こんな悪現象を招来した原因は信仰律低下と教義の余りに高尚に過ぐるからだ」と吐きやがるのだ
そして洒々として澄まし込んでゐやがる
ブル宗教家連中もやはり吾々同様に白い米を喰つて黄色い糞を垂れる人間の片割れだ
こんな奴が覇張つてゐる宗教界は何時になつても駄目だなないか

そりや其の通りだ
俺も同感だ
しかし今日の僧侶どもは実に怪しからぬ代物ではないか
俺たちの仲間に対して吐すことには「お前たちのやうな悪信仰の没分暁漢連がやかましくいつて飛び廻るものだから宗教は日に月に混乱状態に陥るのだ」とほざきやがる
こんな僧侶の盲目どもは梵鐘を鳴らしたから火事が起つたと吐かす没分暁漢だ
更にまた「人間社会に貧乏といふ怪物が現はれるのは食物の生産力に比して人口の加増率が一層多きためだからこれを救済する唯一の良法は貧乏たちが節制してあまり沢山な子を産まないやうにするのが社会救治策の最善なる方法手段だ」と主張する馬鹿な学者も現はれてきた
さて何れも理窟は抜きにしてかくのごとき坊主が社会に公然として生存し得るのも畢竟宗教第一主義の社会なればこそだ
思へば涙の溢れるほど有難きお目出たき次第だ

〇〇主義の現代の社会において横綱たるブル宗教家力士の土俵入りに従ふ雑僧の太刀持ちや露払ひを勤むる御用学者の出場などは実に見物人の吾々にとつては立派で見事である
この土俵入りを拝見するためにずゐぶん種々の美はしい名目で過重な見料を否応なしに徴集されるのだから吾々の貧弱な骨と皮との痩肉には錦上更に花を飾るといふお目出たい状態だ
アゝ吾々信徒はこのお目出たに対して祝福の言を述べねばならぬ
一層声を大きくして横綱力士の今に土俵の外に転げ出て手足を挫き吠面を曝らす幕切りを見たいものだ
アハゝゝゝ

一日も早くその土俵入りの盛観と幕切りを拝見したいものだ
腕を撫し固唾を呑み拳骨でも固めて

鈴木慧星 SUZUKI Satose
Shamanism Consulting.

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