そもそもわが日の下は
神の御国になり
天地ひらけ陰陽分れ
青人草を始めとし
万物ここに発生して
天地人の三体備はりぬ
天津御国の太元は
大国常立の大御神
又の御名は天照皇大御神なり
地津神の太元は
豊国主の大御神
又の御名は神素盞嗚尊
豊葦原の瑞穂の国
産土山の
底津岩根のに宮柱太敷立て
三五の神の都を
奠め賜ひしより
千代万代に動ぎなく
天下泰平
国土安穏
五穀成就
万民鼓腹撃譲の
楽しみを享く
実に有難き神の国の
草木も靡く君が御代
かくも目出たき国の中に
四海波風豊かにて
雲井の空に寿ぎ舞ふ鶴や
千年の松の緑の色深く
万歳の亀も楽しむ天教の山の
高く澄みきる月のあたり
たなびく霞の中よりも
真帆をば風に孕ませつ
浮かれ入り来る宝の御船
七五三の静波かきわけて
積み込む宝の数々や
まばゆきばかりあたりを照らす
うるわしさ
丁子や分銅の玉の袋に
黄金の鍵もかくれ蓑
七宝荘厳の雨に濡れし
小笠の露や玉の光と
打出の小槌
七福神の銘々が
乗合舟の話こそ面白き
清き宝の入船や
七福神の霊験も
仁義釈教
恋無常
勧善懲悪聞明し
改過を作るその主は
近松ならで松の元
一とふし込し
竹本ならぬ国武彦の御助け
梅の香床しき一輪の
花の流れや汲み取る綾の
聖地の玉の井に
映る言霊影きよく
照り輝きし玉照姫や
暗をも照らす玉照彦二柱
九月八日の慶びを
筆にうつして末広く
伝へ栄ゆる神祝ぎの
尽きせぬ神代こそ芽出度けれ
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