「大自然からのメッセージ|天氣」


沖縄地方には400余の天氣に関する伝承があると云われてます

「台風(碧風雨)」
台風や暴風雨のはじまりやその最中には海蛇が水面に浮上したりトンボが群がり飛んだり海鳥が陸に集まったりすると云われてます
「台風時にはトンボが群がり飛ぶ」と云う台風の謂れがありトンボが群がり飛べば台風がくると云う台風の予知になったとも云われてます
これはトンボが群がり飛ぶときにはこれに引き続いて台風が襲来していることを顕してます

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沖驚地方の台風とその特徴とは
動物・植物・空や海・氣象変化を手がかりとしたものに分類されます

「動物」では
海蛇・トンボ・蟻・蜘蛛・かに・海鳥・鳥・つばめ・鷹・海亀・牛馬等が台風予知の手がかりとなってます
海蛇が水面に多く浮遊しているときは台風の兆
蟻が穴を出て頻繁に往復するのは大風の前兆
かにが波うちぎわから離れて陸地に巣をつくると台風
蜂や蜘蛛が高く巣をつくれば大風はなく低くつくれば大風
海亀が白浜に産卵すればその年は大風なく叢中(そうちゅう)なれば大風がある

「植物」では
でいごの花が例年になくきれいに咲くと大型の台風が来る
芋の花が多く咲くとき台風が多い
グシチ・ゲーソ(すすき)の花が一斉に白くなるときは台風又は暑くなる
グソノミイヒルガオが海の方へツルをのばせば大風
黍(きび)が地上高く根を下せば大風
ナージチュー(ハイキビー・イネ科)の先の葉に節が入るとその数だけ台風が来る

「氣象変化」では
空に黙黒が現れると風雨が強くなる
西空に断虹が現れれば台風接近する
天色常ならず鳥が高く飛び雲脚が黄色となり大陽が赤色となるき暴風となる

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全国どこの地方でも「朝焼」「夕焼」が古来より風雨予知に使用されてます
本土各地では「朝焼は雨」「夕焼は晴」となると云われてます
沖縄本島でも「秋の夕焼は翌日晴天」のごとく本土と同じく「夕焼は晴」としてる場合もあります

「朝焼」
沖縄本島では雨か風
宮古・八重山地方では雨
「夕焼」
沖縄本島と八重山地方では風
宮古地方では晴

沖縄では「朝焼は雨」「夕焼は風」となると云われてます
日暮れ雲焼は明日は嵐となり夕日のために雲が赤く見える日の翌日は風が出る
ユーサンリアケー(夕焼)は台風

「ヌーリー雲」や「ムサ(うねり)」等を指標に台風接近の様相を顕してます
ヌーリー雲と地上風と海上の波浪がそれぞれ方向を異にするとき天氣が悪化し暴風となる
太平洋側でムサが南からくるときは台風が接近することが多い

「ヌーリー」とは
沖縄方言で「糊」のことや「虹」のことを意味してます

「海鳴り」のきこえてくる方向から台風接近を知ることができます
寅方の海鳴は台風
中城屋宜の海が鳴ると台風
伊計崎鳴れば暴風

「福岡県」夏は北東風はすぐ雨になる
「長崎県」暖風が来ると強風来る
「佐賀県」しろじゃうじ(月夜にあらわれる虹)が立つと天候がすぐ悪くなり時化る

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「動物」から

海蛇が水面に多く浮遊しているときは台風接近の兆
赤とんぼが飛んだら台風がやってくる
カジフチダーマー(とんぼの一種)が群らがって飛ぶと台風がくる
ミーターマ(とんぼの一種)が地ンカイ降りてアーケージュ(とんぼの一種)が飛ぶと台風
蜂や蜘蛛が高く巣を作ればそのとき大風なく低く作れば大風
ヌカバチャー・チブルバチャー(蜂の一種)が巣を低い所につくると台風が多く高い所につくると台風は少ない
蜂の巣風当り悪き処に作る時は暴風多し
蜘蛛が巣を横に張ると台風のある年
蛛蜘が巣を片隅に張ると台風
蜘蛛が巣をたてに張るときは雨で巣をたたむときは大風
蟻が穴を出てひんばんに往復するのは大風の前兆
蟻が住宅内に這入るときは風雨の前兆
かにが波うちぎわから離れて陸地に巣を作ると台風
海鳥が多く騒ぐのは大風の兆
海鳥が東から西に陸地を渡るときは台風がくる
海鳥が陸に上がるときは暴風
鳥が下枝に巣をかける年は暴風がある
鳥が低く巣を作るときは風
つばめが群集すれば台風の兆
つばめが低く飛ぶと台風がくる
マダヤー(つばめ)が飛ぶと雨風
つばめが多く飛び交うときは風
鷹渡りは暴風の前兆
海亀が白浜に産卵すれば其年大風なく叢中なれば大風がある
牧場の牛馬が林のそばに群集すればその反対方向で風雨が強くなる
イチムシ(獣類)がわめき騒ぐときは天災地変大風の前兆

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「植物」から

でいごの花が例年になくきれいに咲くと大型の台風が襲来する
でいごの木繁り深ければその年大風
いつもよりでいごの花が多いときは台風が多く発生する
くばの木一時に二枚以上新芽を出せば大風
くばが一時に二本以上新芽を出せば其年大風あり
甘藷(さつまいも)のつるが上方へ向かって伸びれば大風
芋の花が多く咲くとき台風が多い
田芋の葉の豊繁過ぐれば暴風の兆
ハマホーギのつるが陸地に向かうときは台風
軍配ヒルガオ海の方へ蔓をのばせば大風なく陸の方へのばせば大風あり
甘薦(さとうきび)が急に伸びる年は暴風の兆
甘薦や筍が急に伸びるときは暴風の前兆
海の藻草が海面に浮かび上がるときは,大風になる前兆
海の雑草混ひ泡波あるときは暴風の前兆
グシチ・ゲーン(すすき)の花が一斉に白くなるときは台風または暑くなる
桑の芽立ち早ければ次の台風が近い
ゲッケツが時節なく花咲くのは暴風の兆
ギキチの花の節無しに咲くときは風
ナージチューの先の葉に節が入るとその数だけ台風がくる
ナザチの葉の節多き時は暴風起る
黍の地上高く根を下せば大風あり

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「空」から

空に黒占黒が現れると風雨が強くなる
西空に断虹が現れれば台風接近
雲脚が黄色となり星の動揺が目立ち日月の量が太く白色を呈し空が赤く焼けたとき暴風となる
ユーサンリアケー(夕焼)は台風
朝焼けは晴・夕焼けは台風の前兆
日暮れ雲焼け明日の嵐で夕日のために雲が赤く見える日の翌日は風が出る
天色常ならず鳥が高く飛び破れ雲脚が黄色となり太陽が赤色となるとき暴風となる
日量ができると台風
日月量の破目の方向より大風
暮れ方明るい時は暴風の前兆
スクナ(佐敷村須久名森の地名)の方面あたりが明るくなると風が吹く(嵐になる)
ティーラ(太陽)のヒジ(ひげ)は台風の前兆ではない

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「海」から

海水がにわかに変化し水面が米糠のようによごれたときは台風接近の兆
海のウネリによって内波がおこり砂浜に波状の砂型ができるのは台風の前兆
うねりが南からきて風向が東または南から北東に変わると台風が近い
太平洋側でムサ(うねり)が南からくるときは台風が接近することが多い
うねりが東からくるときは台風は東に行き西からくるときは西に行く
糸満の沖20マイルぐらいの海上で南西のうねり炉なくなり南東のうねりがくると台風は近い
海鳴りの方向で台風の有無がわかる
ヌーリ雲と地上風と海上の波浪がそれぞれ方向を異にするとき天気悪化し暴風となる
寅方の海鳴は台風
東の海の高鳴りは暴風の兆
中城屋宜の海が鳴ると台風
テソナ崎鳴れば暴風
伊計崎鳴れば暴風
寅の方礁鳴ると風雨強くなる

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「氣象」から

春の南風・夏は北風吹けば暴風雨あり必ず雨を伴う
風が北寄りになると大風
四・五月頃豪雨が多ければその年大風なし
夏至の季節風卓越すればその年大風なし
夏至のとき雷雨頻りに降ればその年大風なし
北東ないし南東の風がムルシ(塊状の風の息がる)になってくると台風
小満芒種に雨が多いと台風が少ない
小満芒種に雨が少ないと台風が多い
戻い風と雨は台風の前知らせ
風の左廻りは暴風の兆
小旋風が起こり塵や木の葉まきあげれば台風の兆
夏は南より東に風の廻るときは暴風の前兆
台風の空模様になりにわか雨となり風の大息あれば台風は猛烈になる
ヌーリが西からくるとぎは二・三月うちに雨・南からくるときはバンバン(風が強くなる)北からくるときは天氣は良い
ヌーリが北東ないし南東から速く動いてくるときは暴風雨が近い
ウチヌーリが北よりの方向に流れるときは暴風雨が近い
ヌーリが北東から東・南と廻って速く動くとき台風は西にそれる
ヌーリ雲が捧のごとく見ゆるは暴風の前兆
上層雲と下層雲が共に走る時は暴風の前知らせ
ガサムネ雲(巻雲)の現るは大風の兆
カジナ(風の根・風の吹いてくる方向の地平線から天頂の方へのびる光のすじ)が現れると台風が発生しており三・四日後に接近することがある
ガチャネーが現れれば暴風
巻雲・巻層雲が現れるのは大風の兆

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人はいつの時代も大自然とともにあり大宇宙のながれにゆだねることでいつでも感謝と祝福から今を感じて今をいきる廸を知り得ることができます


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