「人(霊止)還りの道」211編


朝日は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
たとへ大地は転倒るとも
天津神たち国津神
百の神々百人を
誠一つの言霊の
稜威の剣を抜き持ちて
天地にさやる曲津神
八岐大蛇を言向けて
この世の災禍払はむと
大和心の雄心を
振り起こしつつ進みゆく
神素盞嗚の大神は
すべての罪を差し赦す
心も広き神直日
大直日にと見直しつ
肉の宮より現れませる
八の柱の姫御子に
苦しき神命を下しつつ
斎苑の館に身を忍び
日の出神や木の花の
姫の命ともろともに
恵みの露を天が下
四方の国々隈もなく
注がせたまふ有難さ

埴安彦や埴安姫の
神の命と現はれし
国常立や豊国の
姫の命の分霊
黄金山下に現はれて
暗きこの世を照らさむと
八千八声の時鳥
血を吐く思ひの苦しみを
永の年月重ねつつ
五六七神政の礎を
常盤堅盤に固めまし
豊葦原の瑞穂国
秋津の洲や筑紫洲
常世の国や高砂の
洲にそれぞれ神司
国魂神を定めつつ
天の岩戸もやうやうに
開き始めて英子姫
教の花も悦子姫
空に棚引く紫の
姫の命の現はれて
自転倒島の中心地
錦の御機織りなせる
四尾の峰の山麓に
幽玄微妙の神界の
経と緯との経綸を
うまらに委曲に固めつつ
薫りゆかしき梅が香の
一度に開く御経綸

・・・「人(霊止)還りの道」212編へつづく


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