「人(霊止)還りの道」204編


神が表に現はれて
善と悪とを立て別ける
亡びゆく世は如月の
三五の月は大空に
明皎々と輝きて
鬼の頭を照らすなり

知らず識らずに水晶の
清き霊は曇りはて
常夜の暗となり果てぬ
鬼の棲家と聞こえたる
曲津の潜む鬼ケ城
牛のやうなる角生やし
虎皮の褌きうと締め
広い世界をのそのそと
我が物顔に踏躙り
彼方こちらの女たち
弱いと見たら忽ちに
小脇に掻い込み連れ帰り
寄つてかかつて嬲りもの
生血を啜り肉を喰ひ
まだ飽き足らで人の家に
隙をうかがひ忍び込み
目より大事と蓄へた
金や宝をぼつたくり
栄耀栄華の仕放題
雲に聳える鬼ケ城
ことさら高い高楼に
登つて悠くり酒喰ひ
世人を眼下に見下して
暑さ寒さも知らず顔
いかい眼を剥き鼻をむき
大かい口をかつと開け
人を見下ろす鬼瓦

神の身魂と生れながら
誠の道を踏み外し
心汚き鬼神の
醜の曲津の群に入り
日に夜に募る許々多久の
罪や穢に包まれて
この世からなる生地獄
心に鬼が棲むのみか
醜の従僕となり果てて
万の長と名を負ひつ
鬼畜生や鳥翼
虫にも劣る醜魂の
この世を乱す曲業に
心砕きし浅ましさ

かかる汚なき吾が身にも
慈愛の皇神は
恵の鞭をうたせつつ
神の御教に照らされて
心も広く蓮花
三五の月は皎々と
おのが頭を照らしつつ
恵の露をたれ給ふ

曲津の集まる鬼ケ城
八岐大蛇の醜魂
八握の剣抜き持たせ
五百美須麻琉の玉の緒に
神の御水火を結びつつ
心の鏡照り渡る
言向和し皇神の
太き功績を永久に
立てて心の真木柱
高天原に千木高く
仕へまつらむ吾が心

薫りゆかしき木の花の
咲耶の姫の御仰せ
日の出神の御神力
千座の置戸を負ひたまひ
普く世人を救ひます
神素盞嗚大神の
瑞の御霊と現はれて
身魂も清き神の御子
変はる浮世と言ひながら
遠き神代の昔より
誠の道に変はりなし

救ひの神と現れませる
厳の御霊や瑞御霊
天教山や地教山
名さへ目出たき万寿山
霊鷲山の三葉彦
神の命の御教は
天地四方に拡ごりて
世は永久に開けゆく
醜の魔風も凪ぎ渡り
荒き波風鎮まりて
御代は平らに安らかに
堅磐常磐の松の世と
治め給ふぞ尊けれ

心に住める曲津見を
禊ぎ祓ひて真澄空
三五の月のいと円く
神の大道を力とし
円く治めむ神の国
千代に八千代に永久に
仕へまつりて忘れまじ

・・・「人(霊止)還りの道」205編へつづく


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