「人(霊止)還りの道」166編


爾ち高天原皆暗く葦原の中津国悉に闇し
ここに万の神のおとなひは
狭蠅なす皆満き
万の妖悉に発りき
是を以て八百万の神
天の安之河原に神集ひに集ひて
高御産巣日の神の御子
思兼の神に思はしめて
常夜の長鳴鳥を集へて鳴かしめて
天の安の河の河上の天の堅石を取り
天の金山の鉄を取りて
鍛人
天津麻羅を求ぎて
伊斯許理度売の命の科せて鏡を作らしめ
玉祖命に科せて
八尺の勾潴の五百津の御須麻流の珠を作らしめ
天児屋命
布刀玉命を召びて
天の香山の真男鹿の肩を内抜きて

葦原の中津国の大政府がたほれたためにその所在たる高天原をはじめ天下が火の消えたるごとくになってしました
そして下(シモ)の方の者では施政方針が分らずどうもかうも手のつけようがなく一切がまっ暗がりの世になりどこにどうしようにも見当がつかなくなり妖がすべてのことにあちらにもこちらにも五月の蠅のごとく発生しました
これを天の岩屋戸隠れと云います

今日にたとへると政治はもちろん教育も経済も内治も外交も滅茶苦茶となりこれに発して来るのは各階級の風俗の紊乱から不良人民が殖ゑ窃盗が横行し強盗が顔を出す様相の意です

そして神々が上下貴賤の区別なく天下を憂ひ世界を救はなくてはならぬと云ふきよらかな精神をもって公平無私なる土地に集まり思兼の神に天の岩屋戸を開き天下を救ふべき方法をたづねました

思兼の神は一同に向かって
「永遠無窮に日月とともに国事にちひて憂ひ活動をしてをる神たちを集めて泣かせると云ふのはめいめいに意見を吐かせると云ふことである」
と云われました

神たちはすべて世を治めるに必要なる道具と一さいの武器などをこしらえました
そして次に一生懸命に天下のために奔走する神を寄せて言霊の鏡を作らせました
そしてどう云ふことをしたらよいか神勅を乞はれました
そこで八百万の神が集り種々雑多なことをして天下のためにどうしらよいかと考へ易を見て方針をきめたりその他いろいろに考へ四方八方から考へていった結果そこで初めて岩屋戸を開くについては祭典をして天神地祇を祭らなくてはいかぬと云ふことに決まりました

安之河原(ヤスノカハラ)
安とは安全の意です
河原とは物を洗ふ流すと意であり公平無私の意です
風水火や饑病戦その他すべての禍災をふせぎ何ら圧迫をかうむるこのとのない公平無私の土地(場所)の意です

思兼の神(オモヒカネノカミ)
一番思慮深く神の教を受けた神人の意です
今日では枢密院の議長のやうな役目の意です

天の堅石(カタイハ)を取る
皇化万世うごかぬ岩に松の意であり天から下ったところの教を取る意です

天の金山の鉄(カナヤマノカネ)を取る
金山も鉄もカネの意で金(キン)が多いと云う意です
鍛人(カヌチ)とは鍛冶屋の意です
すべて世を治めるに必要なる道具や一さいの武器などをこしらへる意です

鏡を造らしめる
鏡とは人物の反映の意であり霊能の反映の意です
ゆゑに歴代の天皇は鏡は神であり皇室の宝物であり鏡を御祀りになられます
そして鏡とは言霊の意です
言霊七十五音を真澄の鏡と云います
三種の神器である八咫の鏡とは七十五声の言霊の意です

日本人の言霊が非常に円満晴朗であるのは日本の国には金(キン)の徳があるからです
外国と比べて日本の地の中には金が多く黄金の精が多いので日本人の音声は清いのです
そして鳴物でも金が入っていると良い音が出ます

伊斯許理度売の命(イシコリドメノミコト)
一生懸命に天下のために奔走する神の意です
言霊「イ(伊)」とは発音の意です
言霊「シコリ(斯許理)」とは熱中する意です

天の香山(アメノカグヤマ)
鼻成山(ハナナスヤマ)の意であり神人を生かす山の意です

現代の神占(オミクジ)とは御神勅ではほとんどありませんが神代では鹿の骨を火に焼いてその割目で吉凶をうらなってました

・・・「人(霊止)還りの道」167編へつづく


関連記事一覧


無料メルマガ

お名前

メールアドレス


(ドメイン satose.jp 受信設定)

スポンサーリンク

Amazon

楽天市場

Y!ショッピング

Y!トラベル

ブログポリシー

鈴木慧星の名称およびブログの全部または一部をリンク・複製・引用・転用・転載・改変・アップロード・掲示・送信・頒布・販売・出版等を一切禁止します

ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用規約ならびにソーシャルメディアに関するポリシーおよびルールとマナーに違反する行為等を一切禁止します