「人(霊止)還りの道」634編


緑葉滴る初夏の候
山野の木々は自然のカブオツトをなし
風は自然のコウドを弾ず
見渡す限り原野には
首蛇や耕奴の三々伍々
列を正して
命の苗を植ゑつける
その光景は天国を
地上に移せしごとくなり

ビクトル山の頂上より
瞳をはなてば麗はしき
譬へがたなきフリイスの
棚引くごとく見えにけり

ミンシンガーは何と見る
天の描ける大画帖
画中の人は何人か
牛を追ひゆくパストラル
カンタビールナ歌うたひ
あるひは交るプレストの
その対照の面白さ

百日百夜の丹精も
やうやくここに現はれて
ビクトル山の勝地をば
卜して建てる御舎も
いと荘厳な神まつり
その祝詞は天地に
響きて渡りて霊国や
天国界の天人が
奏でたまへる

ロンドの床しさ
走法または軽快調
クライブコードを中空に
並べて奏づるアダヂオス
メロディー モーテイフ
マヂヨウ アビニシモ
フアンセツト トンブルノ
生言霊も順序よく
フレーズの限りを尽し
リズム正しく天地の
神の心を慰むる

その光景を目の当り
霊に目覚めし人に耳に
いと涼やかに聞こえくる

・・・「人(霊止)還りの道」635編へつづく


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