「人(霊止)還りの道」534編


神的順序あるところにはかならず大神の御霊ましまさぬことはない
すべて神は順序にましますからである
人間もこの神的順序に逆らふ者は決して生きながら天人たることを得ないのである

また神諭に「十里四方は宮の内」と示されてあるのは神界における里数にして至善・至美・至信・至愛の大神のまします最奥(最高/第一)天国たる大神の御舎(宮)はほとんど想念の世界よりは人間界の一百方里くらゐに広いといふ意味である

われわれ人間の目にてわずかに一坪か二坪くらゐな神社の内陣や外陣も神界すなはち想念界の徳の延長によつて十里四方あるひは数百里数千里となるのである
そして人間の目より見て小さき宮殿の中すなはち宮の内でも大神の愛と大神の信に触れ智慧証覚の全き者は神界すなはち想念界の徳の延長によつて際限もなく聖く麗しくかつ広く高く見得るものである

すべて自然界の事物を基礎として考ふる時はかくのごとき説は実に空想に等しきもののごとく見ゆるは当然である
しかしながら霊的事物の目より考ふれば決して不思議でも不合理でもない
霊的事象の如何なるものなるかをよく究め得るならばつひにその真相を掴むことができるものである

しかし自然界の法則にしたがつて肉体を保ちかつ肉の目をもつて見ることを得ざる霊界の消息はたうてい大神の直接内流を受け入るるに非ざれば容易にこれを思考し得べからざるはやむを得ない次第である

・・・「人(霊止)還りの道」535編へつづく


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