「人(霊止)還りの道」88編


言霊「ア」

あたりを大きな声を張りあげて
歩きまはる
顎がはずれたか
あまり呆れてものが云はぬ
開いた口がすぼまらぬぞよ
あはれなものじゃ
身魂の性来の現はれに
魂を洗へよ
尻を洗へよ
足を洗へよ
明らかな神の教はありながら
歩み方が違ひはせぬか

言霊「イ」

いぢらしいものだ
異国の果でゐばった報いで
いまはのきはに
いろいろと悔やんだところで
如何ともすることは出来まい
威厳はまったく地に墜ちるぞ
神が意見いたそうと思って
いろいろ雑多に苦労をいたし
この谷底にいざなひ来りしは
神の慈悲
幾人もつらなって宣伝に歩く
へこ垂者
以後はかならず慎めよ
神の言葉に違背するな

言霊「ウ」

うしろを振り向いて
よく考へて見よ
うろうろと
この山奥に踏み迷ひきたりしは
まったく汝の身魂の暗きがため
動きのとれぬ汝の体
うかうかいたすと
足もとから火が燃えてくるぞよ
艮の金神の教をなんと心得てをる
牛の糞のやうな身魂をいたして
天下の宣伝とは片腹いたい
有為転変は世の習ひ
牛の糞でも天下を取る
煎豆にも花が咲くと
万一の僥倖を
夢みてうろつき廻る
後指を指されてゐるのも氣がつかず
得意になって濁った言霊の歌を
歌ふうろたへもの
この上もなき
迂闊・迂愚・胡散な奴ども

言霊「エ」

閻魔様とはこの方のことじゃぞ
えらい目に遭はしてやらう
遠近を股にかけて
遠慮会釈もなしにさへづりをる
一つや二つの山坂を起えて
えらいの苦しいのと
恥も知らずによくもほざいたなあ
口ばかりえらさうに申す

言霊「オ」

臆病者の神の使ひ
なにをオドオドと恐れてをるのか
奥山の谷より深い道を分けゆく
負ふた子に教へられ
浅瀬をわたるおろか者の
狼心の鬼と悪魔の容物となったお化け
お氣の毒でも蠅毒でも猫入らずでも
汝の心の鬼は容易に往生いたさぬぞよ
恐るべきは人の心の持方ひとつ
往生ぎわの悪い守護神は
神は綱を切ってしまはうか
面白い面白い

・・・「人(霊止)還りの道」89編へつづく


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