「人(霊止)還りの道」513編


高天原の中間天国は天国の狭田・長田・高田・窪田が展開し得もいはれぬ涼風にそよぐ稲葉の音はサヤサヤと心地よく耳に響いてくる

中間天国の天人の男女は得もいはれぬ麗しき面貌をしながら瑪瑙のごとく透きとほつた脛を現はし水田に入つて草取りをしながら勇ましき声に草取り歌を歌つてゐる

中間天国の太陽はあまり高からず頭上に輝きたれども自然界のごとく焦げつくやうな暑さもなく実に入り心地よい温泉に入つたやうな陽氣である

さうしてこの中間天国には決して冬がない
永久に草木繁茂し落葉樹のごときは少しも見当たらない

田面は金銀色の水にて満たされ
稲葉は青く風にひるがへるたびごとに金銀の波を打たせ
何とも筆舌のつくしがたき光景である

天国団体の最も富めるものは
現界にあるうちに
よく神を理解し
愛のために愛をなし
善のために善をなし
真のために真を行ひ
自利心を捨て
さうして神の国の建設のために心をつくし身をつくし
忠実なる神の下僕となり
かつまた現界において充分に活動をし
その余財を神のために捧げ
神の栄と道の拡張にのみ心身を傾注したる善徳者が
いはゆる天国の富者であります
つまり現界において宝を天国の庫に積んでおいた人たちであります

さうして天国団体の中位の富者は自分の知己や朋友の危難を救ひ
また社会公共の救済のために財を散じ
隠徳を積んだ人間が
天国に来たつて
大神より相応の財産を賜はり
安楽に生活をつづけてゐるのです

そして天国でいただいた財産は
すべて大神から賜はつたものですから
地上の世界のごとく
自由にこれを他の天人に施すことはできませぬ
ただその財産をもつて大神の祭典の費用にあてたり
公休日に天人の団体を吾が家に招き
自費を投じて馳走をこしらへ
大勢と共に楽しむのでございます

それゆゑに天国の富者は
衆人尊敬の的となつてをります

・・・「人(霊止)還りの道」514編へつづく


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