「人(霊止)還りの道」503編


精霊が肉体を脱離した後すなはち現界人の見て死といふ関門を越えた時にその精霊が現ずるところの面貌そのものはすなはち愛の情動の証像である
この時はすでに外分は除き去られて内分のみ現はれ出づる時である

しかして死して未だ時を経ざる精霊においてはその面貌や音声にて知己たり兄弟たり親やり親族たるを一目にて認識し得れども時を経るに従つてたがひに相知りあたはざるまでに面貌は変化するものである

現界において互ひに相知り合うた者は中有界(精霊界)においてこれを知るを得るのである
ただし高天原(天界)と根底の国(地獄界)においては最早かくのごときことはない
故に高天原や根底の国においては知己なりしや兄弟なりしや親子なりしやを自ら知ることは甚だ難いのである
いな絶無といつてもいいくらゐである

すべての人間の精霊はその自性上より見れば情動そのものに外ならない
そしてこの面貌は情動なるものが外面に現はれたものである
かくのごとく面貌の転化するのは霊界に在つては吾に非ざるところの悪しき情動を詐り装ふことを得ない
従つてわが有するところの愛と相反したる面貌を装ふことも得ないのである

愛善の情動を有するものはその面貌美しくかつどこともなく氣品あり光明に輝けども悪しき情動にをるものの面貌は実に醜穢にして一見して妖怪ならむかと疑はるるばかりである

霊界に在る精霊は皆その思想のままに現出しその意思のままを面に現はしまた身体の各部に現はるべき情動にをるがゆゑに一切の精霊の面貌は要するにその情動の形態でありまた証像である

・・・「人(霊止)還りの道」504編へつづく


関連記事一覧


無料メルマガ

お名前

メールアドレス


(ドメイン satose.jp 受信設定)

スポンサーリンク

Amazon

楽天市場

Y!ショッピング

7net

ブログポリシー

鈴木慧星の名称およびブログの全部または一部をリンク・複製・引用・転用・転載・改変・アップロード・掲示・送信・頒布・販売・出版等を一切禁止します

ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用規約ならびにソーシャルメディアに関するポリシーおよびルールとマナーに違反する行為等を一切禁止します