「人(霊止)還りの道」488編


宇宙には霊界と現界との二つの区界がある
霊界には高天原(天界)と根底の国(地獄界)との両方面がありこの両方面の中間に介在する一つの界があつてこれを中有界(精霊界)といふのである
現界(自然界)には昼夜の区別があり寒暑の区別があるのはあたかも霊界に高天原と根底の国とあるに比すべきものである

人間は霊界の直接または間接内流を受け自然界すなはち剛柔流の三大元質によつて肉体なるものを造られこの肉体を宿として精霊これに宿るものである
その精霊はすなはち人間自身なのである
要するに人間の躯殻は精霊の居宅に過ぎないのである
この原理を霊主体従といふのである

霊なるものは大神の神格なる愛の善と信の真より形成されたる一個体である
大神より直接に来たるところの愛はこれを神愛といひ大神を愛し万物を愛するいはゆる普遍愛である

しかして人間には一方に愛信の想念あるとともに一方には身体を発育し現界に生き働くべき体慾がある
この体慾はいはゆる愛より来たるのである
しかし体に対する愛はこれを自愛といふ
また自愛は自己を愛し自己に必要なる社会的利益を愛するものであつてこれを自利心といふのである

人間は肉体のあるかぎり自愛もまた必要欠くべからざるものであると共にその本源に遡りどこまでも真の神愛に帰正しなくてはならぬのである
要するに人間は霊界より見ればすなはち精霊であつてこの精霊なるものは善悪両方面を包持してゐる
ゆゑに人間は霊的動物なるとともにまた体的動物である
そして精霊はあるひは向上して天人となりあるひは堕落して地獄の邪鬼となる
人間は現界において善悪正邪の分水嶺に立つてゐるものである

しかしたいていの人間は神界より見れば人間の肉体を宿として中有界(精霊界)に彷徨してゐるものである

・・・「人(霊止)還りの道」489編へつづく


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