「人(霊止)還りの道」452編


人間はいかにして肉体を離脱し中有界(精霊界)に入るかといふにこの時の人間は睡眠にもをらず覚醒にもあらざる一種異様の情態にをるものであつてこの情態にある時はその人間はただ自分は充分に覚醒してをるものとのみ思うてをるものである

しかしてこの際における諸々の感覚は醒々としてあたかも肉体の最も覚醒せる時に少しも変りなりのである
五官の感覚も四肢五体の触覚も特に精妙となることは肉体覚醒時の諸感覚や触覚のたうてい及ばざるところである
この情態にあつて天人および精霊を見る時はその精氣凛々として活躍するを認むべくまた彼らの言語をも明瞭に聞くことを得らるるのである

なほも不思議とすべきは彼ら天人および精霊に親しく接触し得ることである
この故は人間肉体に属するもの少しもこの間に混入し来たらないからである
この情態を呼んで霊界にては肉体離脱の時といひ現界より見てはこれを死と称するのである
このとき人間はその肉体の中に自分のをることを覚えずまたその肉体の外に出てをることをも覚えないものである

人間はその内分すなはち霊的生涯において精霊なりといふ理由はその想念および意思に所属せる事物の上から見てしかいふのである
何とならばこの間の事物は人(霊止)の内分にしてすなはち霊主体従の法則によつて活動するから人をして人たらしむる所以である
人はその内分以外に出づることを得ないものであるから精霊すなはち人間である

・・・「人(霊止)還りの道」453編へつづく


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