「人(霊止)還りの道」386編


ヨウ
おいでたおいでた強敵御参なれだ
この細い坂道を蜿蜒として長蛇の登るがごとく行進し来たる光景は
まるで絵巻物を見るやうだなア
霜黒葛来るや来るや痩馬の
毛曽呂毛曽呂に屁を放き来たるといふ珍妙希天烈の大部隊だ
マアゆつくりと此処に待つてゐませう
たとへ何百人をつたところで一列より進むことはできないのだから
一人一人将棋倒しにやつつければ手間も暇もいつたものぢやない
さてもさても運の悪い奴らだな
一卒これを守れば
万卒進むに能はざる絶所
アハゝゝゝ

仇人の
攻め来るみれば
流石にも
八岐大蛇の
姿なるかな

面白し
蜈蚣の陣を
張りながら
寄せくる敵も
竜頭蛇尾に終はらむ

一条の
この急坂を
登り来る
馬の足並み
危ふく見ゆるも

人は皆
天と地との
御子なれば
仇といへども
憎むべしやは

これしきの敵軍に対し
かかる有利の地点に陣取りながら
別に力も何も要つたものぢやない
一人一人捉まへて善言美詞の言霊を浴せかけ
誠の道に帰順さすればいいぢやないか
敵に向つて慈悲の弾丸を打ち出すのだ
いいか
わかつたかな

自費の弾丸も官費の弾丸も持つてゐませぬが如何いたしませう

慈悲といふことは恵といふことだ
ま一つわかつていへば情といふことだ
シンパシイの心をもつて敵に向へとおつしやるのだ
人間はどうしても現界的の頭が脱げぬとみえて
すぐに何事でも統計的に解釈し
官費だの自費だのと会計係か何かのやうに
すぐにそんなところへ持つてゆきたがるのだ
物質的欲望の垢がとれぬとみえるわい
本当に困つたものだな

誠の神が現はれて
善神邪神を立別ける
人は神の子・神の宮
天と地との御水火より
生まれ出でたるものぞかし
月は御空に照り渡り
日は晃々と輝ける
無事太平の天国に
憎み争ひあるべきぞ
一日も早く三五の
仁慈無限の御教に
眼を覚ませ耳すませ

朝日は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
皇大神の御道に
背きて事の成るべきぞ
省みたまへ百の軍人
汝ら一同神の代に
安く楽しく救はむと
真心こめて言霊の
光を現はし奉る

この世を造りし神直日
心も広き大直日
ただ何事も人の世は
直日に見直し聞直し
身の過ちを宣直す
誠の神の御教を
諾ひませよ惟神
汝ら一同に宣り伝ふ

・・・「人(霊止)還りの道」387編へつづく


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