「人(霊止)還りの道」320編


父は大国別の神
イホの都に現れまして
教を開き玉ひしが
三五の教の神司
その他百の神人に
追ひ払はれて顕恩の
郷に鬼雲彦を連れ
教を開き玉ひしが
間もなく父は世を去りて
鬼雲彦はバラモンの
教司となり終ほせ
われを見すてて顧みず
むなく吾はシロの島
神地の都に現はれて
やうやく教を四方の国
布き拡めつつ国民を
教へ導き王となり
これの国地は穏かに
治まりゐたる折りもあれ
ウラルの道の竜雲が
いづこともなく現はれて
日に日に勢力扶植して
傍若無人の彼の業
この神城を奪はむと
善からぬことを企てつ
心の狂ひしわれなりと
今は無残に籠の鳥
詮術なさに泣く涙
とどむる由も荒浪の
海に漂ふごとくなり

危険刻々身に迫り
明日をも知れぬ吾が生命
誠の神のましまさば
一日も早く曲神を
きため玉ひて元の如
われをば再び王となし
忠誠無比者をば救ひませ
名利に狂ふ曲神の
われの恩顧をうち忘れ
心きたなき竜雲が
前に腰をば屈めつつ
髭の塵をば払ふ奴
館の内外に充満し
正義は亡び邪は栄え
世は常闇と成り果てて
心の空は村雲に
包まれをへぬ十重二十重
晴らむ由も泣くばかり
神の御霊を幸はひて
一日も早く片時も
この苦しみを除かせよ
神は吾らと倶にます
神の心に叶ひなば
いかなることか成らざらむ
善をば助け曲神を
亡ぼしたまふ自在天
大国彦の御前に
謹み敬ひ願ぎまつる

旭は照るとも曇るとも
月は盈つとも虧くるとも
魔神は如何に荒ぶとも
誠の神のある限り
誠の道をひたすらに
守る真人をいかにして
守らでいます事あらむ
神よ吾らを憐みて
一日も早く救ひませ
吾が身一つの為ならず
シロの島根に生ひ立てる
青人草を救ふため
守らせ玉へと願ぎまつる

・・・「人(霊止)還りの道」321編へつづく


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