「人(霊止)還りの道」270編


人(霊止)の身体内には一方に天国あり一方に地獄を包蔵してゐます
要するに人は天使と悪魔の雑種児です

現代の人間(ジンカン)においてはことさらこの傾向多きを悟らねばなりません
ゆゑにこれを中有人間または八衢人間と称へられます

世界の状態を正しく解せよ
現代は悪魔横行の世なることを

国際連盟とか言つて表面から見れば天国の福音とも見るべき平和条約などが結ばれているやうに見えますが人類平和の随喜者や世界泰平の夢想者などが希望したほどまたは期待したほどましてや註文したほどには役には立つてゐません

獅子や虎や狼が疲労の結果において休息し眠を貪つてゐとしても決して猫や羊や兎には化るものではありません
そればかりか元氣を快復して眠より醒むる時が来るのは当然です
一時の暴風に逢つて意氣消沈し拱手傍観為すところを知らざる化け虎や化け獅子そして化け狼がそこいらの山の麓に永遠的に蟄伏してゐるのを見ると血湧き肉躍りただ一人焦慮し活躍せざるを得なくなります

今の世の中に一難来たるごとにその信仰と勇氣を強め快活に愉快に立ち働く誠の神国魂の人は果して幾人あるのだろうか

わづかに不断の活動を継続してゐるものは地方に至つてはそれ相応の活動を行つてゐる真人は少しはあるやうでこれがせめてもの救ひです

無抵抗主義なる真諦を誤解していかなる暴逆にも無理難題にも屈服し思召し次第だとかご尤も千万だとか言つて極端な無抵抗主義を標榜するもの一つは考へものです
これはつひには卑怯と従弱と無腸漢の卵とならなければ幸ひです

世間の評判や新聞やメデイアの悪評やその他の圧迫などを氣遣つて正義の大道を歩むことさへ恐るるに至らば最早その人間は駄目であり製糞器か立つて歩行く樹木か拙劣なる蓄音機のやうなものです
かうなればもはや人格も何もあつたものではなくましてや他人の尻馬に乗るばかりか人の勤むべき道ではなくなります

世間の評判や新聞やメデイアなどによる批評ほど当てにならないものはありません
評判が良いからと思つて安心してゐるとたちまち背負い投げを喰はされることになります

悪鬼羅列の権化のごとく悪罵されし人物でも直接面会しその思想や行為や態度を実見することで百人が百人まで世評や新聞やメデイアなどの当てにならないのみか全く正反対の人物たることを肯くであります

黒雲に包まれたる大空の月も仇雲の扉を披ひてその瑞々しい姿を現はす時は暗黒の地上も直ちに瑞光燦爛たる神姿を見ることができます

・・・「人(霊止)還りの道」271編へつづく

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